選手にふさわしい食事=栄養を具体化していくには、競技特性も考慮することが何よりも重要です。そこで、各競技を、競技目的、運動生理学的な特徴、練習内容などでグループ分けしました。
■グループA(マラソン、長距離、競歩、スキー、自転車など)
・バランスよく高エネルギーの食事を!
メニュー=プロテインミルク(たんぱく質)+ごはん(糖質)+レバーの焼き鳥や鉄分タブレット(鉄分)
このグループは全身持久力の強化が最大の練習目的。鉄分とたんぱく質がこのグループAの競技にとっては大切です。
■グループB陸上中距離、水泳長距離、カヌー、スピードスケートなど)
・毎食ごはんをたっぷりと!
メニュー=ご飯を普段より1膳プラス(糖質)、夕食にはぞうすい、シチュー、鍋焼きうどんがオススメ
このグループは全身持久力に比べ、筋力の強化が目的。したがってグリコーゲンの源となるごはん、パン、麺類などの糖質をしっかりとる必要があります。
■グループC(サッカー、ホッケー、バスケットボール、ラグビーなど)
・練習中の水分補給が大きなポイント
メニュー=いちごやグレープフルーツ(ビタミンC)+牛乳やヨーグルト、チーズ(カルシウム)+レバーやほうれん草(鉄分)
このグループはパワー、スタミナ、テクニックと多彩な運動能力の向上が求められ、かつコンタクトスポーツ(選手同士の肉体的接触がある競技)であることが大きな特徴。
骨の主体となるカルシウム、腱(けん)や靭帯(じんたい)の強化に欠かせないビタミンCなど栄養バランスの取れた食事が必要とされます。
■グループD(野球、バレーボール、テニス、アメリカンフットボール、卓球など)
・たんぱく質とビタミンCをアップ!
メニュー=牛乳やプロテイン(カルシウム)+いちごやグレープフルーツ、生ジュース(ビタミンC)
このグループは1つ1つの動作が常にスピードとパワーを必要とし、筋力強化を含む、瞬発力の強化が重要。
野球のピッチャーの場合はとくに、長時間、利き腕の筋肉を酷使することになるので、筋肉の材料のたんぱく質のみならず、腕の筋肉を動かすグリコーゲンの源のごはんなどの糖質を食事から摂取する配慮が必要です。
■グループE(陸上短距離、体操、跳躍、スピードスケートなど)
・カロリーは多少控えめに
メニュー=肉や魚、牛乳(たんぱく質)+生ジュースやいちご、グレープフルーツ(ビタミンC)
このグループはグループA〜Eのなかで最もパワーとスピードと言った瞬発力が必要です。筋力トーニングやダッシュなど筋肉への負担をかけることと、そのすばやい反復が最大の練習目的となります。そのため、このグループではたんぱく質の摂取が重要となります。
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